FXファンダメンタルズ

金融政策と金利の動向からドル円の行方を予想する

すやき

なになに、チャート以外に見ている指標、オーダーブックだけじゃないの?

ナッツ

もう一つ大事な指標が、米国の債券利回りよ!

アメリカの10年債券利回りを使った、ドル円為替市場でのエントリー戦略について記事を書きます。





債券市場は為替市場に先立って相関性の高い動きをする

米国10年債券利回りとドル円チャートは同じ動きをする

債券について説明する前に、上のキャプチャをみてください。赤や水色のローソク足がドル円の日足チャート。青色のグラフが米国10年債券利回りです。

2020年3.4月のコロナパンデミックは例外的だったものの、4月以降はかなり相関性の高い動きをしているのがみて取れると思います。

中央銀行による金融政策が債券利回りの動向を握る

金融政策とは?

金融政策とは中央銀行が行う通貨の流通量を調整するための政策です。

中央銀行はこの金融政策を通じて、物価を安定的にコントロールし、経済発展を下支えすることを目標としています。

金融政策は大きく分けると景気が悪くなり、物価の上昇率が低下した際に行われる金融緩和、景気が加熱し過ぎ、物価の上昇率が高くなり過ぎた際に行われる金融引き締めの2種類に分けられます。

金融緩和の代表策としての政策金利の利下げ

景気が悪くなると、銀行は貸したお金が返ってこなくなる可能性が高くなるので、金利を高くしたり、審査を厳しくしたりするので、お金を借りにくくなります。

つまり、世の中のお金の流れが鈍くなります。

景気が悪いので先行きが不安で企業は設備投資を見送ったり、採用を控えたりし、お金を使わなくなります。

雇用が減ったり、給料があまり増えなくなるので、個人も同様にお金を使わなくなります。

つまり、モノの需要が減少します。

このような状況となると、値段を下げてでもモノを売ろうとします。

このため、物価が低下します。

物価が低下すると、利益が削られるので、企業は苦しくなります。

給料を上げることも難しくなるので、従業員も苦しくなります。

そして、さらに景気が悪化します。

この悪循環から脱するために、中央銀行は金融政策を行います。

景気が悪化した場合は、政策金利を下げて、銀行が低い金利で資金を調達できるようにして、銀行が企業や個人にお金を貸しやすい環境を作ります

お金が借りやすくなると、企業は資金を調達して設備投資を行なったり、新規事業に参入したり、お金を使うようになります。

政策金利(債券利回り)をこのように下げることで景気を刺激し、物価の上昇を促すことができるのです。

すやき

金融引き締めはその反対ってことか?

反対に金融引き締め代表策としての政策金利利上げは、資金調達を企業がしにくくすることによって市場に出回る資金量を減らし、景気の加熱を抑える

という効果があります。

債券市場の動きをFXにどう活かすか

これまでの話を簡単にまとめると、

債券市場の動き

景気が良くて利上げが必要な国の通貨が買われ景気が悪く、利下げや量的緩和が行われる国の通貨は売られるという傾向がある。

米国債券の利回りが上昇の兆しにある→景気がいいのでドルを買う

米国債券の利回りが加工の兆しにある→景気が悪いのでドルを売る

となります。

具体的には、米国債券10年利回りをチャート上に開いておき、利回りが上昇するタイミングを見計って、ドル円のロング(買い)エントリーを入れてみる。

という戦略です。

これでまた一つ、僕が目標とする、”再現性のあるトレード”に近づこうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。